Company

HOME > 会社情報 > 番組審議会

番組審議会

第448回エフエム愛媛放送番組審議会

1. 開催年月日   

2025年9月26日(金) 午後4時00分~4時30分

2. 開催場所    

松山市竹原町1丁目10番7
株式会社エフエム愛媛 会議室

3. 委員の出席   

委員総数/5名
出席委員数/5名

出席委員の氏名

委員長/  稲浦 調
副委員長/ 真木 輝彦
村上 茉利江
二神 一誠
和泉 健弥

放送事業者出席者名

取締役総務部長兼放送部長/戸嶋了一
編成制作部長/関千里

4. 議題

「愛媛オレンジバイキングスの沸かしてなんぼ!」

5. 議事概要

現在の番組構成は選手紹介を中心としており、古野拓巳選手の巧みな話術と軽快な進行により、和やかで聴きやすい雰囲気に仕上がっている。ブースターになるきっかけとしても適した内容であり、1選手を2週にわたり丁寧に掘り下げる構成によって、選手の人となりを知ることができる。一方で、毎回似通った質問や、選手の受け答えに新鮮味を欠く場面も見られ、「2週分をまとめて収録している」と感じさせる点も気になった。
選手数と放送回数のバランスから、今後はスタッフ、試合情報、ブースターの声などを織り交ぜながら構成を進化させていくことが期待される。監督・コーチ・スポンサーの声やチームの方向性にも触れ、プロチームとしての現実や熱意を伝える番組づくりが求められる。

6. 審議内容

◎A委員

古野拓巳選手の話術が巧みで、ユーモアを交えた軽快な語り口により、番組全体が和やかな雰囲気となっていた。この空気感がチーム内にも反映されている印象を受け、随所に笑いを誘う場面も見られた。番組としては非常に良いスタートを切っていると感じられる。選手一人ひとりについて、2回に分けて掘り下げる構成が取られており、名前を聞いて検索し、顔と情報を一致させることで、ブースターになるために適した内容となっていた。楽曲も2曲程度に絞られており、構成として適切であると感じた。
一方で、選曲へのこだわりや聴くシチュエーションについても掘り下げがあると、より魅力が増すのではないか。ただし、その分バスケットボールに関する内容が減少する懸念もある。選手全員の出演後、番組がどのように展開されるのかも注目したい。全体として非常に聴きやすい番組であった。

◎B委員

番組の内容がバスケットボールに紐づいた構成で、全体としてきれいに仕上がっていた印象である。初回とは思えないほど、古野選手が非常に上手く番組を進行しており、安定感があった。バスケットボールは選手数が少ないため、ゲストの回転が比較的早く、進行に変化が出やすいのではないかと考えられる。今回はオフシーズン中の放送であったため、試合情報はなかったが、それでも番組内容が成立していた点は評価できる。
一方で、今後この新鮮さをどのように継続的に維持・発展させていくかが次の課題であると感じた。総じて、番組のスタートダッシュとしては非常に良く、完成度の高い構成であった。

◎C委員

公式ホームページの選手名鑑を見ると選手は13名で、2週ごとに1名紹介するペースであれば半年で一周する計算となる。今後、スタッフや試合情報、ブースターの反応なども織り交ぜれば、年間を通じてバランスの良い構成が可能と考えられる。
スポンサーも、サイボウズ・奥島観光バス・世起などが加わり、サポート体制が拡充している点が印象的であった。番組は30分構成で、前半は選手のバスケを始めたきっかけやチームに対する想い、プレースタイルなどを伺い、後半では、プライベートの話や「ゆめちゃんの24秒ルール」のコーナーなど多様な内容が展開されている。特にゆめさんは若いながらも、初心者目線の素朴で懐の深い質問を行っており、選手の魅力を引き出している。古野選手との連携も良好で、番組全体としてバランスが取れており、今後のさらなる発展が期待される内容であった。

◎D委員

シーズン前ということもあり、番組は主に選手紹介が中心で、2週にわたり丁寧に深掘りされていた。一方で、質問内容が毎回ほぼ同じであり、古野選手との関係性によっては会話の盛り上がりに差が出る回も見られた。また、選手の多くが愛媛の印象として温泉や釣りを挙げ、似たような受け答えが続くことで、内容に新鮮味を欠く場面もあった。今後シーズンが始まれば試合情報やインタビューが入り、番組に変化が出てくることが期待されるが、現時点では選手の話が中心で、チームとしての方向性や監督・スタッフ、スポンサーの考えなどが聞けなかった点は物足りなさを感じた。選手やスタッフの入れ替わりがある中で、地元密着の姿勢やチームづくりの方針にも触れてほしい。プロである以上、結果が求められることも忘れてはならず、今後はより現実的で熱意の伝わる内容への進化を望む。

◎E委員

10月からのシーズン開幕前ということもあり、現在の番組構成は選手紹介が中心となっているが、これまで勝てていなかった愛媛オレンジバイキングスに対し、チームの雰囲気が変わってきた印象を受ける。現在、松山市のアリーナ建設を巡る動きがあり、サイボウズ社の関与も報道され注目を集めていることから、シーズン開幕に伴い番組内容にも変化が出てくることが期待される。番組自体は現在、選手1名を2週にわたって紹介する形で構成されているが、「2週分をまとめて収録している」ことがリスナーに伝わってしまう点は気になった。
現状では、シーズン前としては妥当な進め方と捉えられるが、今後の展開によって番組の方向性や印象も大きく左右される可能性がある。他の番組とあわせて継続的に聴取してもらえるような工夫や、試合開始後の内容の深化に期待したい。

7.その他参考事項

次回の議題/『伊予郡市SESSION』

会社情報TOPへ戻る

Page top