第453回エフエム愛媛放送番組審議会
1. 開催年月日
2026年3月26日(木) 午後4時00分~4時30分
2. 開催場所
松山市竹原町1丁目10番7
株式会社エフエム愛媛 会議室
3. 委員の出席
委員総数/5名
出席委員数/5名
出席委員の氏名
委員長/ 稲浦 調
副委員長/ 真木 輝彦
村上 茉利江
二神 一誠
和泉 健弥
放送事業者出席者名
取締役総務部長兼放送部長/戸嶋了一
編成制作部長/関千里
4. 議題
「カモ☆れでぃ★Night!?Ehimeets!スペシャル?」
5. 議事概要
番組はオーソドックスなインタビュー形式で大きな欠点はなく、内容自体は適切であるが、「Ehimeets!」の説明が不十分で初見には分かりにくい点が課題である。趣旨や目的を丁寧に示すことで理解は深まるだろう。また、興味深い題材に対して深掘りがやや不足しており、職業観や将来像まで踏み込むことで魅力はさらに高まる。大人にとっては高校生のリアルを知る意義ある番組だが、県外・海外の若者への発信には課題があり、媒体の限界や大人主導の印象も否めない。若者の声を制作に反映し、TikTokやYouTubeなども活用した発信が求められる。放送回によっては丁寧なインタビューや進行の成長が見られ、全体として聴きやすい構成であったが、総集編では企画意図や県との連携が十分に伝わらない点が弱かった。今後は各校の個性を際立たせつつ、U・Iターン促進の狙いを明確にし、多様な視点を取り入れた番組づくりが期待される。
6. 審議内容
◎A委員
番組はオーソドックスなインタビュー形式で、特にひねりはないものの大きな欠点もなく、コンセプト自体は適切で良い内容だと感じた。一方で、「Ehimeets!」の説明がやや不十分で、初めて聴く人には分かりにくい点がある。既に認知されている前提ではなく、趣旨や目的をもう少し丁寧に説明することで、番組全体の理解が深まると考える。
また、若者へのインタビュー自体は良いが、内容の深掘りがやや足りない。例えば、家業のスーパーを継ぐ人や設計士を目指す高校生など、興味深いテーマについては表面的に触れるだけでなく、職業観や将来像など、より踏み込んだ話を引き出すことで、番組の魅力がさらに高まると思う。
◎B委員
大人にとっては高校生のリアルを知る貴重な機会であり、社会的意義の大きい番組だと感じられる。一方で、県外や海外の若者に愛媛の魅力を届けるという目標には課題もある。視聴手段が限られている可能性や、コンテンツが大人主導に見える点から、若者が本当に求める内容や演出になっているか疑問が残る。出演者の成長も踏まえ、制作側に若者の声をより反映する仕組みが必要だろう。UIターン促進を目指すなら、同世代の実情だけでなく、帰りたくなる魅力を効果的に伝える企画と発信方法が求められる。TikTokやYouTubeなどの活用も含め、若者に届く形で魅力を発信することが重要である。
◎C委員
番組は2時間を通して2人のコンビネーションが良く、全体的に聴きやすい構成だった。特に2月19日の放送では、松山商業高校と今治西高校の生徒へのインタビューを約1時間ずつ丁寧に取り上げ、学生の想いや将来への考え方をうまく引き出していた点が印象的である。一方、3月5日と3月19日の総集編では、各校の振り返りやその後の動きを紹介する構成は良かったが、「Ehimeets!」と愛媛県のタイアップ企画としての意図が十分に伝わらず、その点はやや弱く感じられた。
また、県側の狙いやサービス内容についても補足があれば、より理解が深まったと思う。番組自体は間延びせず、インタビュー力の成長や各校の個性もよく伝わってきたが、楽曲数がやや少なく感じられた点や、一部出演者の流れに違和感があった点は気になった。情報発信としては良質だが、Uターン・Iターン促進の意図をもう少し明確に示す余地がある。
◎D委員
番組を3回聴き、中村天さんの成長が特に印象的だった。初期は質問や受け答えに戸惑い沈黙も見られたが、現在はゆめさんとの連携も良く、2時間をスムーズに進行しており、長さを感じさせない内容になっている。愛媛県内の高校生が自校の活動や将来の展望を語る点は興味深く、地域ごとの特色もよく伝わってきた。一方で、「Ehimeets!」と県との連携企画としての意図はやや伝わりにくい面もあった。
また、宇和島東高校の生徒へのインタビューでは、音質や受け答えの不安定さもありつつ、相手に応じて懸命に話を引き出そうとする姿勢が感じられた点は評価できる。さらに、地元出身のミュージシャンの紹介や県外リスナーの存在にも触れられており、番組の広がりも感じられた。今後は各校の個性をより際立たせることで、さらに魅力的な内容になることが期待される。
◎E委員
愛媛県とFM愛媛のタイアップ番組としては、Uターン・Iターンの要素にやや偏りすぎており、地域とのつながりという本来の趣旨に対して作り込みが強すぎる印象を受けた。多くの学校が同様の切り口で話を展開しているため、意図が先行して伝わりすぎている点も気になる。また、「Ehimeets!」の本来の目的や考え方が、学生側にも十分に共有されていないように感じられ、その結果として内容が画一的になっている側面もあると思われる。
「カモ☆れでぃ★Night!」自体は高校生を中心に支持されている番組であるだけに、今後の内容の方向性は重要な課題である。「Ehimeets!」の企画は一旦区切りを迎えるものの、今後も放送内で継続するのであれば、改めて企画を見直し、学生たちが愛媛についてどのような考えを持っているのかをより深く引き出す構成が求められる。また、県立高校だけでなく私立高校にも対象を広げることで、より多様な視点を取り入れた番組づくりが期待される。
7.その他参考事項
次回の議題/『noonday pop』